売上げ数字目標を持ってもらいたくないスタッフもいるんです
田口 淳之介
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ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
お店の朝礼に参加したりなんかすると、スタッフのみんなはお客様にその日にどんなことを心がけるのか?とか、売上の数字目標を言ったりしてます。
そんな時、ふと思います。
「あっ!そういう目標なんだ!どうやって応援しようかなぁ〜」と考えたりしてみます。
でも、中には違和感を覚えるときもあります。
それは「そんな数字目標いらないよ!君には。。。」と感じる時です。
特に笑顔の素敵な女性スタッフが数字目標を言っていると、僕の心はなんとなく悲しくなります。
美容師になった時に「いくら売り上げるぞ〜!」なんて考えたことも無かったはずの人が、当然のように売上目標を言っている。
これってすごく気持ち悪いことです。
別に本人が心の底から言いたくて、自主的に言ってるならいいんですが、習慣のように言っているなら頂けません。
マネージャーとしては、そんな目標より「スタッフのみんなが忙しい時に、お腹がすいていないか気にします!」とか「お客様と楽しくお喋りします!」の方が全然いいと思っています。
というのも、例えば野球に例えるなら、みんながみんな4番バッターになりたいわけでもなく、1番・2番と4番意外に8人もプレーするわけです。
サッカーでも、みんながみんなエースストライカーではなく、キーパーもいるわけです。
それぞれにあったポジションから、チームやお客様に貢献できると思うんです。
数字があって、そういう目標を持ったほうがワクワクするならそれはそれでいいし、そうでもなければ、目標を持ったひとのお手伝いというポジションもあります。
どんなところからでも自分&他者を喜ばすことは可能だし、どんなところからでも他者に貢献していたらご飯は食べられると思うので、無理に売上げの目標数字なんて言わなくていいのに。。。と本気で思ってしまいます。
また、こういうと「何をふざけたことを〜!じゃあ、みんながそうなったらどうするんだ!」
と思う経営者・マネージャーもいるかもしれません。
がっ!!
安心してください。みんながみんなそうはなりません。
他のことで考えてみてください。
みんながみんな「全く同じ」に揃ってることがありますか?
実は、そんなことは無いのです。
また、自分(僕自身)の中にも色んな自分がいます。
売上げ目標なんていらない。人に優しくして、仕事に打ち込んでいれば売上はついてくる!
と思う自分もいれば、数字をイメージしてそこから逆算して行動していきたい自分もいたりします。
僕自身でさえ、揃ってないというか自分の中にも別人格があるような気分なので、そうそうみんなが揃うことはないのです。
唯一揃えるようにしておきたいのは、お客様への想いくらいのものです。
賛否両論あるとは思いますが、働く人の多様性を紡いで、何か価値あるものを創るのがマネージャーの仕事だとするとこんな考えも「あり」ではないでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました♬