マネージャーって結局 何だろう?[自分で仕事に定義をつける]

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田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

マネージャーって結局どんな仕事?_Inspiration Management

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

 インスピレーションマネジメントとは?

 junnosuke profile

 


Inspiration-management_店長専用小冊子2

 

 

日本語の役職名は、何をすればいいのか、あんまりわからないのは僕だけでしょうか?

 

例えば「部長」とか「課長」という言葉があります。

 

言葉から、その人がその会社でどの地位にいるかどうかはわかるけど、仕事内容は言葉ではわからないんですよね。

部長なら、「部」で一番権限・責任を持っているのはわかりますが、何をどのくらいやる人なのかわからない。

 

これが、店長とか支店長という名前でも、わからないわけです。

 

マネージャーっていうのは、その点「マネジメント」する人なわけですが、そもそも名前があって、仕事内容が後からくるようなところが日本語には強いので、マネージャーがカタカナになった時から、部長とか専務と変わらないような感じでマネージャーっていうのは使用されているような気がしています。(一般的に感覚は)

 

なので、仕事内容をそもそも定義づけていない会社やお店、個人が多いので、その人達は無駄に悩んでいたり、疲れてしまっています。

 

なんでもかんでもハッキリさせないのは、日本人の強みであり弱みになってしまうのかもしれません。
(個人的には、ハッキリさせずにうまくやる方法を探求してきましたが)

 

ハッキリさせる。という言葉を使ってしまうと、業務の細かいレベルまで仕事を定義づけてしまいたがる人がいますが、それは製造業のラインなどでは当然であり、必要なことかもしれません。(幼い頃から製造業を見て育ってきました)

 

がっ!多くのスモールビジネス!特に美容院などでは参考になりません。

 

しかし、マネージャーという仕事を僕はシンプルに自分の中で定義づけています。

それは最小限の決定で、最大限の貢献をするためです。

 

で、僕の定義付けは

「マーケティング」をやり続ける「仕組み」を創り、実践する人

というものです。

 

マーケティングとは、顧客の創造=お客様を生み出すことです。

現代では、お客様を生み出すということは、共感できる人をつなげて、そこに回路を創ることが重要視されています。

 

そして、マネージャーはその回路を絶やさないように、育むことを他者を巻き込んでしていく人なのです。

 

例えば、こうです。

すご〜いマーケッターがいる!

この人のコンサルを受けると、売り上げが伸びる。

でも、この人がいなくなると、売り上げが下がる。

 

これでもマーケッターなら、僕の中で正解です。

素晴らしいマーケッターだと思います。

 

しかし、マネージャーはそれを継続して、チームで運営できるようにしていく能力が求められるのです。

 

要は仕組みを創る人です。

 

マネジメントだけでは(ドラッガーの言うマネジメントは顧客の創造をその言葉の定義に入れていたとは思いますが)現代のスモールビジネスの運営には足りない感じがします。

 

また、マネジメントというのは、最小単位は「セルフマネジメント」ですが、やはりスタッフの人数やその事業規模、業務の複雑さに比例して必要かどうかは変わっていきます。

 

また、皮肉なもので、マネージャーは「マネージャーが必要ない」状態を目指さなくてはいけません
(これは、僕の美学かもしれませんが)

 

このように、自分の中で自分の仕事を定義づけるのは、とても大切なことだと思います。

というのは、思考がクリアになっていくからです。

思考がクリアになると、行動もクリアになって、スムーズに進んでいきます。

 

そして、また、なんだかうまくいかない感じになります。

その時は、自分の成長に合わせて定義を変えたり、ポジションを変えなくてはいけません。

 

本来はすごくシンプルなことです。

 

自分の創った定義でモノゴトをすすめる。

自分が拡大する。とともに、飽きる。

すると、次のことにチャレンジする。

結果、飽きずにず〜っとやれる。

 

少し話しはずれますが、「商いとは「飽きない」ことをやれ。」とよく言われます。

  • お客様を飽きさせない。
  • 自分も飽きない。

というニュアンスの話だと思いますが、僕が知ってる一流の人はみんな、ちゃんと「飽きてる」んです。

 

細かく、細かく「飽きてる」

だから、変化を繰り返してる。

 

それが「飽きない」唯一の方法だと知っています。

 

ここにマネージャーの仕事の大きなヒントが隠されています。

「人は飽きる」ということです。

 

そう!飽きるんです。スタッフ(仲間)は…

 

マーケッターはまだ、それを知らない人に知らせることを得意としているんです。

マネージャーは、それを知って、しかも飽きかけの人に違う視点を提供するのです。

 

この感覚のコンビネーションがスモールビジネスの経営者やマネージャーには求められていると思うんですね。

 

最後に、スモールビジネスや人対人の仕事でやってはいけないことを、いくつもやってしまっている会社やお店はとても多いように思います。

 

僕の勝手な仮説ですが、従来の成功モデルをトヨタなどの大企業&製造業にフォーカスしすぎたからじゃないかと思います。

 

こう感じるようになったのは、勉強熱心な人ほどその傾向が強いのかも…と見ていて感じることが一度や二度ではなかった経験があるからです。

 

どんなものでも、しっかり真似するのは学ぶうえでとても大切だとは思いますが、あなたと、あなたのお客様と、あなたの仲間にあったものかどうか、吟味してから学ぶことをオススメです。

※これからの時代、言葉はどんどん意味を持たなくなると思います。
言葉を軽視しているのではありません。
言葉と気持ちと行動のバランスを、瞬時に判断される機会が多くなると思うんです。

 

ぜひ 自分の仕事には、あなたが定義をつけてみてください。

 

音声ファイル:マネージャーって結局何だろう?

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

 


 

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[12月末日公開]

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2016-01-12 | Posted in マネジメントComments Closed 

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