社長を「変える」方法。これを知れば驚くほどナンバー2は楽になる vol.2
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田口 淳之介
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ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
前回の記事 社長を「変える」方法。これを知れば驚くほどナンバー2は楽になる
前回の記事をお読みで無い方は上記のリンクを開いてもらい、読んで頂けると今回の意味がわかりやすいと思います。
本題。
「では、社長を変えずに会社を変えるにはどうしたらいいのか?という話しですが、手順を簡単に記しておきます☆」
と、前回書いたので今回はこの辺をさらに突っ込んで書いていきます。
① まずは、社長と距離を置く。の真意
社長に変わってほしいなぁ〜!
ここを直して欲しいなぁ〜。。。
なんて、思うのは普通と言えば普通です。
ただし、あまりにも心に余裕がないと「執着」に変わったり、人によっては「攻撃的」になるかもしれません。
しかし、この「変わってほしいなぁ〜」と思っていることって、たいてい
自分が変わりたいけど、変われない
と思い込んでいるものなんですね。
自分が変わりたくないから、誰か他人を変えたくなるのであって、自分が変わってしまえば楽ちんなのです。
なので、社長に変わってもらいたいことのリストを制作して、冷静な気持ちで眺めるところからはじめて欲しいのです。
僕がこのことに気づいたのは、ある部下(仲間)の一言でした。
部下)「マネージャーと社長は世間的には狂ってる部類ですよ」
マネージャー(僕)「えっ! 僕も???」
部下)「当然じゃないですか 笑」
僕は、この会話で第三者からみたら、そんなに社長と変わらない(というか同じ)部類に入れられていることに、本当に驚きました。
いかに、自分の見てる自分と、他者が見てる自分の開きに鈍感だったのか!ということです。
そして、同じ部類ということは思考や行動が似ている。ということです。
ということは、自分が社長を見て「おいおい〜 いい加減にしてくれよ〜」と思っているところを、自分も持ちあわせている。という公式が成り立ちます。
なので、この公式を理解して、次の行動につなげるためには、ほんの少し「社長」と距離を置いて冷静に「どこを変えて欲しいのか?」ということ。そして、その受け入れがたい側面を自分が持ち合わせていることを「受け入れる」という作業をして欲しいと思います。
② 自分を変える
①に続く形ですが「ここが嫌なんだよなぁ〜」「ここが困るんだよ。。。」ということを受け入れた時点で、ある意味全部が変わっていくと思います。
そして、その変化を定着させるのが行動です。
この時点で、明確に「〇〇を社長のせいにしていた」とはっきりわかります。
逆に言えば、これがわかっていないうちは自分が変わっていないとも言えます。
また、自分を変えるには、同じように「変わる」と決めている仲間がいるほうが楽です。
もちろん、1人ででもできますが、人間は環境に左右されるところもありますから、その環境を自分で創っていくのも大切です。
僕自身も、たくさんの仲間と近況報告をしあうことで、マネジメント力を少しずつ上昇させていけました。
③ 自分の想い・考えに共感してくれる仲間を増やす
ここで言う仲間とはスタッフですが、自分のビジョンに共感・共鳴してくれる人を最初は1人ずつ増やしていかなくてはいけません。
マネージャーやナンバー2(or 店長)が社長に自分の正しさを証明しても、会社は良くならないのです。
マネージャーやナンバー2がしなくてはいけないのは、会社(お店)やお店を良くしていくことです。
ということはビジョンが必要になります。
余談ですが、そのビジョンが不明瞭で「方法」だけで議論する時に、社長とナンバー2は1番もめるのではないかと思っています。
ビジョンが無いと、仲間は増えていきませんから、社長のせいにしている時間があったら「未来」をイメージする時間を多くとること、そしてその未来を創造するための情報収集に時間を割くことをオススメします。
④ その仲間達と社長が関わるような場を創る
ここまで来たらあと一歩って感じです。
社長と仲間が関わるような場を創る。とは、過去と未来をつなげるようなものです。
この感覚は特に、社長の年齢が40代後半以降なら「ピン」とくる方も多いかもしれません。
育ってきた時代背景の違う人達をつなげて、新しいものを生み出していく場を創っていきます。
なぜ、この作業を行っていくかというと社長がこれまで創ってきたものがベースとなって、今の会社・お店があるからです。
感謝をベースに紡いでいくと会社・お店はより一層土台がしっかりするからこのような場を創るのです。
⑤ 社長にも、従業員にも思ったことはその場で伝える。
場を創った後のことまで書こうと思うと、ブログでは伝えきれません。
がっ!
社長も自分もスタッフも「ゼロ=0」からのスタート!という気持ちで挑んでいくわけですから、全員フラットな状態です。
フラットな状態とは、高低差がないので様々な意見がでるのが普通です。
その普通を実践するには、誰に対しても思ったこと・感じたことを素直に伝える。というのはとても大切なことです。
また、自分が相手に素直になれば、相手も自分に素直になります。
なので、いたらない箇所を指摘されることもありますが、それでも実践し続ける。
という覚悟があれば、フラットな場から生み出されるものは、これまでとは全然違った展開をみせます。
最後までお読みいただきありがとうございました♬
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ありのままの自分で働く経営者・マネージャー・店長が一人でも増えれば嬉しく思います☆