インスピレーション・マネジメントが生まれた日~店長になった頃
田口 淳之介
最新記事 by 田口 淳之介 (全て見る)
- 名古屋は熱い街!『働き方改革に必須!!?『対話』する力を身につける』セミナーやりましたよ〜 - 2019年1月18日
- お客様、スタッフ、関係者『みんなに応援される』経営者になる! - 2018年12月31日
- 美容院経営者のお悩み『先輩が若手の指導をしない』問題解決法! - 2018年12月29日
読了時間 約 2 分です。
ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!
インスピレーション・マネジメント 提唱者のJunnosukeです。
(インスピレーション・マネジメントって何?という方はクリックしてください)
僕は、確か26~27歳の頃に、美容院の店長になりました。
その時は、大人の事情で前任の店長が突然退社して、急に店長になったのです。
当時、前任の店長がお店に大型TVやダーツをおいたり、美容院なのに、酒瓶を並べるといった(まぁ完全にバーですよね)状態にしていました。
突如辞めたので、その店の修復から僕の店長はスタートしました。
(今では自分の感情はクリアになっていますが)店長になったその日の初めての仕事。
今でも忘れない。。。前任の店長が辞めるときの「見張り」のような仕事でした。
本当に悲しくて、悔しくて、なんで店長になった日にこんな仕事をしなきゃいけないのか?
これは僕の仕事なのか?
社長の仕事じゃないのか?
なんて、怒りがふつふつと湧いていました。
しかし、とりあえず、その見張りのような仕事を指示されて、いや~な気分で初日を終えました。
ここから、僕の輝かしい店長時代が!となるわけもなく、最低の数年間が続きます。
まず、当時スタイリストが僕を含めて4名ほどいたのですが、売上を創っていたのは僕だけで、あとはみんなデビューしてすぐとかの「これからなスタイリスト」でした。
そして、これがすご~くストレスだった。
どうやって売上げ創ろう?というストレス。に付け加えて、お店の修繕にお金がかかる。
でも、お金を回してもらえない。
なにもかもがムカつく。
むかつきながらも(僕自身はスタイリストデビューしてわりとスムーズに売上ができていった経緯もあって)自分のやり方を部下に強制しまくるわけです。
もう、完全に強制です。
当時の僕を知ってる人に「あの頃のじゅんちゃんはヒトラーのような印象を受けた」と言われたこともあります。
で、強制でもなんとか少しずつ売上はあがっていきます。
すごく、すごく嫌な思いをしてるし、すごくすごく嫌な思いをスタッフにさせているんだけど、「背に腹は変えらない」みたいに思っていました。
ただ、売上があがってもなんにも面白く無い。楽しくない。
だって、強制だから。
誰も笑顔じゃないから。
そして、この頃精神的にも肉体的にも健康ではない。
顔つきも悪い。
そんな中で、日々 「明日はこのミーティングだ」「明日はこのトレーニングだ」
売上が伸びなかったら「あの子からさよならだ」なんて、酷いことをいつも考えていました。
今思えば、この経験がインスピレーション・マネジメントの原点かもしれません。
人が辞めにくいようにしたい。というのは、店長や経営者には「人をやめさせる力」があります。
でも、使い方を正しい方向に向ければ、人を伸ばすことだってできるし、仕事を一緒に楽しむことだってできる。
完全に怖れに支配された状態からは、自分の力が正しい方向に使えないことを学びました。
※この店長時代に失敗したこと。そこから学んだことはいっぱいあるので、なぜ?インスピレーションマネジメントができたのか? なぜインスピレーションマネジメントを使うのか?ということに絡めて、これからも連載していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました♬