2×2=6 [僕の中でマーケティングの考え方を変えた一冊]
目次
田口 淳之介
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ネットワーク・ビジネス 2×2=6―あなたの“やり方”は間違っている
という書籍の紹介というか書評を記事にしていきたいと思います。
この本は、その名の通りネットワークビジネスについて書かれています。別に、僕はネットワークビジネスをしていないし、しようともおもっていません。
ネットワークビジネスに対して、否定的でも肯定的でもない。 では、なぜこの本を親しいマネージャーにお勧めするのか? 理由は、
人のつながり方が「マジか!」ってくらいに親切・丁寧に解説されているから。
では、どんなことが書かれているのか?まずは目次をご紹介♪
目次がこんな感じ
- ネットワーク・マーケティングとは何か
- 「2×2=6」からすべてが始まる
- 「セールスだと思い込む」シンドローム
- 必ずやらなければならない4つのこと
- ネットワークは横ではなく、縦に深く掘る
- どれに乗る?金の船、銀の船、空っぽの船
- お付き合いのなかった人へのアプローチ
- もっとも効果的な時間の使い方
- ワクワクさせるビジネスのシズル
- グループを本気でやる気にさせる法〔ほか〕
チャネルを創ることがすべて。
本書ではネットワークマーケティングには、誤解が多い。物を売るのではない。ということが書かれています。
僕が なるほど〜と思ったことは、
”あなたが創ったネットワークが自然に商品を流通させるチャネルとなるシステムです”
という一文。
正直いうと、僕はこの本をチームマネジメントの教科書だと思っている。
マネージャーが、チームの中で思いや考えをシェアし、創造的なことを分かちあっていくための原則書的なもの。 そんな風に捉えて読んでいる。
なので、例えば「ブログをスタッフみんなが更新する」とか、「キャンペーンをスタッフみんなで取り組む」などといったときに、なぜそれをするのか? どうやってするのか?などを、チーム内に自然に流通させるノウハウが詰まっていると思う。
というか、そういった角度で読んでみて欲しい。
どれに乗る?金の船、銀の船、空っぽの船=スポンサーという概念
チーム内でも考えて見て欲しいのは、どこまでマネージャーが直接フォローしていくかということ。
考えないしに、誰にでもフォローしていては、スタッフ人数が増えればフォローの完成度が低くなる。しかも、最も良くないのが、部下のフォローを直接してしまうことによって、そのすぐ上の部下の成長の機会を奪ってしまうことだ。
人は、やっぱり「関わり」で成長するからむやみにその機会を奪ってしまうのは良くない。
そんな悩みにもこの本は応えてくれる。
僕が「フォロー」と読んでいる部分を「スポンサー」という概念で、ルールというか原則のようなものを書いてくれているのだ。
このスポンサーの概念を自分の中に取り入れれば、スタッフにも自分にも無用な負荷をかけることなく、チームを創造できると思い、読んで夢中でっ実践した記憶がある。
将来こうなる?というか、もうなっているよね?
この本を読んだ時、未来はこんな感じで「人から人へ伝わっていく」 そしてお金とかのためだけでもなく、物だけでもなく「考え方」とか「心意気が」って思いました。
それが、いまではSNSとかにのって、あっという間に知らない人まで伝播されます。
だから「伝わる」 「伝わっていく」
ということには敏感でいたい。そして、1番身近な人達の中で伝わっていかないとどうしよもないかなぁ〜と。。。思ったりしています。
もちろん、伝わっていくということは、言語・ビジュアル・音・香り(ネットではまだ無理かな?)などの総合的な要素が大切なんだろうけど、それでもそれを感知するのは人間で、人間が広げるわけで、そ〜いった意味ではネットワークマーケティングの基本に学ぶことは多い気がしました。
「ネットワーク・ビジネス 2×2=6―あなたの“やり方”は間違っている」を読んで、それ以前(2010年くらいまでの)の僕のやり方は確実に間違っていた!と言うしかなかった!
もし、いまチームとか組織を持っている人は 是非、マネジメント的な視点で読んでみるのをおすすめします。
本書は200Pにも及ばない本だから、気軽に読めちゃいますよ☆
※ちなみにくどいですが、僕はネットワークマーケティングをやっていませんよ! そのシステムが、自分の仕事(マネジメント)に活かせるから好きだ。と言っているだけです。やらない理由は、自分が何かを創るのが好きだから。仕入れて売るの工程に「加工」が入らないと、ワクワクしないんです。