僕を成長させてくれた美容業界への苛立ちと感謝
田口 淳之介
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僕は美容業界でお仕事をさせてもらって14年。
14年前はまだ、シャンプーができるようになって、次はカラーで〜という具合にお仕事をえっちらほっちら覚えてました。
また、技術の練習も朝から晩まで、時には深夜、早朝4時でも(お店を自由に使わしてくれたので)好きな時に、好きなだけ練習できました。
集客方法は紙のみで、チラシorポスティング。あっ あと、紹介。
よくも悪くもすんごいシンプルだった。
いま、美容師になる人たちも技術の修得(する内容)は基本的に同じだけど、変わったことも多い。
今は労働時間という概念があるし、練習もわかりやすく教えて欲しい!という明確な希望がある。
また、お休みに講習に行く人も減ってると聞く。
これは、業界の自社教育が全体的にレベルアップしたからだそうだ。
こんな風に業界は変化している。
変化している。というのは、そこで働く人たちの意識が変化してる。ということだと思う。
で、唐突だけど、美容業界にはず〜っといらだっている。
まず、何かにつけて「遅い」。
世の中の動きやトレンド⇒洋服とかメイクとか、ヘアには敏感だけど、それ以外にはやたら疎い。
そ〜ゆう時代のトレンドを知っていても、この業界には関係ない。
みたいに思ってしまうのか?
誰かが別の業界でうまくいったことを、だいぶ後になって、高額な授業料を払って勉強しに行く。
これが、本当にいら立つのだ。
まず、その勉強に、業界の多数の人間が高額な料金を払うから、その料金が相場となる。
結果、カモラれやすい体質ができる。
(接客系・・昔はみんなリッカールトンの話しとかカ○ータ?レストランの話しを聞きにいったもんですよね?)
次に、その学びのトレンドは「これでもか!」というくらいに飛びつくのに、自分のとこで、「ものにしてるのか?」といわれると、びみょ〜な感じ。
なぜなら、美容業界をお手本にする業界が少ないと思うのだ。(全てとは言ってないよ)
この、なめられてる感じ? なんでしょうね〜。
接客だけで言うと、もっと洗練されたお仕事の人がいて、そ〜ゆう先生もいる時代。
技術の勉強は、業界内ですむからオープンにならない。
で、デザイナーであり、サービス業者。
例えばクレジットカードなんかを創る時に、お仕事(職種)がばぁ〜っと書いてあって、自分がどこに丸をつけるのか?
やっぱりサービス業者に丸をふるでしょ? だいたい「美容師」なんて欄はないし、サービス業ではあるから。
でも、自分で作ったデザインを自分でプレゼンできるのに!!
本当は職人でもあり、デザイナーでもあり!そして、なんと それを笑顔でお届けできるのに!!
すごい奥深いことやってるし、一生飽きないことだと思うんだ。
それは学びがどこにでも転がっているから、その時の自分にあったものを勉強できて、すぐにお客様にリリースできる。
素晴らしいことなんだけど、「自分達から初めてのコトにトライして発信」という欲求が少ないのかな。
業界全体が自信が無いのか、後発のうま味を知り過ぎてパイオニアに!みたいな気概がないのか?そこんとこは、あんまりわからないけど。
とにかく「遅さ」と、学びの飽食状態にいらだって仕方が無い。
そして、その苛立ちが色んなアイディアをもたらしてくれること。
この業界のすみっこで、楽しくお仕事させてくれていることに、本当に感謝です。(皮肉じゃないよ)
もっと自由に楽しみたいな〜!!