成果を出すために、ナニがなんでも大切なのはイメージを共有する対話でしょ!
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田口 淳之介
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読了時間 約 6 分です。
ボクが普段お会いするスモールビジネスの社長や幹部の方は、みんな勉強熱心な方が多いです。
けど、その勤勉さが仇となって、動きが重くなってしまっている。
ひいては「チームマネジメントに問題が多発している…(汗)」という会社・お店も、少なくはありません。
はっ?
ナニ言ってんのよ…
勤勉さが問題をつくるなんて!
と、あなたは思うかもしれません。
しかし、本当にこういうケースはめちゃくちゃ多いのです。
なぜ、勤勉で、なおかつ知識を多く持つ人が、その知識を活かしきって、成果を生み出せないのか?
そこには当然の理由が存在するのですが、一生懸命な人ほど当然のことを忘れやすいものです。
ぜひ、ここから先を読んで、「そうだった…仕事って、そのくらいシンプルで良かったよね!」と思い出してもらえたら嬉しく思います。
イメージを味わう前に手法を手に入れると欠乏感しか生まれない
現代は、あなたもご存知の通り《情報化社会》です。
どんなことでも、ググればたいていのことはわかります。
集客方法でも、オムレツの作り方でも、街で人気のごはん屋さんでも。
なんでもすぐにわかる時代です。
しかし、それは《想い=イメージ》をカタチにするための方法がわかるだけなんです。
「スープカレーを食べたい!」という想いがあって、はじめて検索が役に立つだけなんです。
「私はナニを食べればいいですか?」というのは、検索することではなく、自分自身のハートに問いかけることです。
- 自分がナニになりたいのか?
- どうありたいのか?
- どんなビジネスを、どんな方法で運営したいのか?
自分自身が明確なイメージを持ってる人には、この上なく便利な時代です。
しかし、イメージを持たずに《手法(方法)》にアクセスしてしまうと…
“なんのためにその方法を選択しているのか?”がわからなくなることが多いんです。
そう、ゴールまでスムーズに行くための順番を間違えてしまっているんですね。
この順番が違う状態に違和感を感じていないと“情報に依存している状態”(情報依存)に陥ってしまうんです!
これ、とても危険なことなんですよ。
なぜなら、うまくいく(いきそうな)方法はある意味で無限に存在しているからです。
情報に依存している人がハマる負のスパイラル
▶情報に依存する
↓ ↓ ↓
▶情報の発信者に依存する
↓ ↓ ↓
▶情報の発信者を崇拝していく
↓ ↓ ↓
▶本当の“自分の想い”を脇に置いてしまう
↓ ↓ ↓
▶自分自身のビジネスはナニも変わらない
↓ ↓ ↓
▶また新たな情報をみつけてきて、依存していく
なりたい自分。創りたいビジネスは自分自身に問いかけるしかない
やり方や、時代の流れに詳しくても…
自分自身がなりたいイメージ。
やりたいことのイメージ。
そんなイメージを明確に持っていないと、あっという間に情報に飲み込まれて、
- 「あ~しなきゃいけない」
- 「こ~しなきゃいけない」
と“やるべきこと”に追われる感覚を味わいます。
逆にイメージを明確に持って、そのイメージを充分に味わっている人は、とても効率的です。
なぜなら、イメージが明確なので、イメージにあわない方法(情報)に振り回されることが無いからです。
これは、成果をあげている経営者とそうでない経営者にあった時に、ボクが一番感じる違いです。
成果を出すチームはイメージを共有している
成果を出すチームはイメージを共有しているんです。
逆に成果をあげるのが難しい状態にい陥っているチームはイメージを共有していないんです。
(なんと!そういう状態にあっても、役割や条件はきちっと決まっていることが多いんです!)
イメージが共有されていないというのは、
- お客様
- 従業員(スタッフ)
- 会社(お店)
の“あるべき姿”が不明瞭ということです。
例えばナニかのプロジェクトを実行していくという場合でも…
- お客様にどんな風に喜ばれるのか?
- スタッフがどんな風に喜んだり成長するのか?
- 会社にどんな利益がもたらされるのか?
そういった、イメージが全くと言っていいほど、共有されていないケースが多々あります。
会社(チーム)でイメージの共有がなされない5つの原因
ここまで読んでもらえれば、なんとなく『イメージの共有って大切な気がする』って感じてもらえたと思います。
もし、そう感じてもらえたなら、イメージがなぜ共有されないのか?
イメージが共有されないケースの“よくあるパターン”を知って、自分で考えてみて欲しいんですね。
あなたは、こんなパターンにハマっていませんか?
対話する文化が少ない(無い)
個人技で成り立つ仕事に多いパターンです。
職人さんとかデザイナー・セラピストetc…
イメージを持つことには長けているのですが…
そのイメージを『伝える』文化が無い会社やお店では、『対話』自体が少なくなりやすいのです。
対話が少ないので、当然イメージが共有されることは稀な状態になってしまいます。
ワンマン社長が「行動」を具体的に伝えてくれる
社長の頭の中にはイメージがあって、そのイメージをカタチにするために“やるべきこと”もわかっている。
その“やるべきこと”のみを従業員に伝えているというケースですね。
これ、どういうことかというと、そもそも『イメージ』を共有する気がない。
もしくは、イメージを共有する必要性を理解していない。
もしくは…
共有の仕方がピンときていない状態です。
ルール先行型の組織運営
『行動』にのみフォーカスしている会社は、イメージの共有をおざなりにしやすいものです。
行動にのみフォーカスすると、会社から「なぜ?」という、理由についての話し合いが少なくなります。
理由がはっきりしなくても、業務で必要なことはしなくてはいけません。
そのため、組織運営をルールで管理していくことになります。
ルールが先行していくと、管理すること、管理する人、管理される人が増えるので、利益が少なくなりやすいです。
(この一文を説明すると、記事が長くなりすぎるので省略します)
職種によっては、多すぎるルールが組織に息詰まる空気をつくり、離職の原因にもなっています。
イメージを生み出す人が会社にいない
未来にワクワクできるイメージを持っていた人がいなくなる状態です。
代表が年齢を重ねて、未来を見なくなった。
事業継承時に、新代表によって新しいイメージが吹き込まれなくなった。
そういったことが原因で、イメージが会社やお店から枯渇してしまっている状態もよくあるパターンです。
言葉にされた“イメージらしきもの”と普段の行いが不一致すぎる
「全員参加の経営をする!」とか『スタッフが自主的に行動し〜〜〜」とか…
色々と社長の中には素晴らしいイメージはあるし、そのイメージを言葉にして、みんなに聞かせてはいるけど…
実際にやっていることは“真逆”というケースですね。
ひょっとしたら、このケースが一番多いかもしれません。
社長がどこかで聞いた“素晴らしい話し”が、自分のものになっていない状態で部下で、うまく部下に伝わりすぎているのです。
プレゼンで人を巻き込むのが上手な経営者によく見られるケースです。
まとめ
いかがでしたか?
- お客様
- 従業員(スタッフ)
- 会社(お店)
の“あるべき姿”をフルカラーでリアルにイメージしていましたか?
そのイメージを仲間に伝えていましたか?
イメージを育み、共有する時間の使い方をしていましたか?
頑張って計画を創るより、まずはリラックスして心の中でイメージを鮮明にしてください。
鮮明なイメージから生み出された計画や具体的な方法は、きっとスモールビジネスを運営していくときの大きな助けになります。
でも、鮮明なイメージより先行している計画や手法は、あなたを苦しませるだけです。
また、スタッフから自信や仕事の楽しみを奪うだけですから。
ぜひ、素敵なイメージがあなたの心いっぱいに広がって、ワクワクしながらあなたの大切な仲間やお客様と喜びをわかちあってくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました♪