どちらか?ではなくどっちも!の発想が◎トレードオフに対応する記事

この記事のURLとタイトルをコピーする

The following two tabs change content below.

田口 淳之介

スモールビジネスプロデューサー
『人間関係の仕組み』と『コミュニケーション』の専門家。 老若男女問わず20,000人との対話実績をもとに、様々なスモールビジネスの顧問サポートを受け持つ。また経営者・幹部の個人的カウンセリングを行う。全国各地で、笑いあり涙ありのセミナー・ワークショップを開催中!

読了時間 約 4 分です。

InspirationManagement_トレードオフに強くなる

毎日を「ありのままの自分」で生きていますか?

 

ありのままの自分でマネジメントすれば経営が変わる!

 icon-arrow-circle-o-right スモールビジネスプロデューサーの田口淳之介です。

田口 淳之介 プロフィール 
 [副題 あなたにとって僕のことはどうでもいい]

 インスピレーションマネジメントとは?


 

junnosuke トレードオフ_Fotor

前回の記事でマネジメントの中にみる「トレードオフ」のさわりを書いたので、今回はその続きです。

トレードオフの関係とは
トレードオフ(英: Trade-off)とは、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことである。トレードオフのある状況では具体的な選択肢の長所と短所をすべて考慮したうえで決定を行うことが求められる。

 

どちらかを選択したら、どちらかが犠牲になるのが「トレードオフ」ですが、このトレードオフの関係はスモールビジネスのいたるところでみられます。

例えば美容院なんかでは…

経営者という立場で、自分と人間関係が濃いAさんの意見を採用するか、あまり関係性が濃くない(でも言っていることは正しい)Bさんの意見をとるか?

といった、人間関係にまつわるトレードオフ。

 

はたまた、集客に使うお金でフリーペーパーをとるか、自社でポスティング用のチラシを作っていく方法をとるか?

といった、費用(コスト)に関することなど。

 

何かを選択するということは、いつも何かを選択しない。という意味を同時に持つので、「トレードオフ」の状態とも言えますね。

そして、選択後に「正しかった・正しくなかった」と叫んでも、ビジネス的にはなんの意味もないわけです。

 

そこで、「トレードオフ」が生じた場合に、僕自身が活用している”決断をスムーズ”に、そして”スピーディーに”行うための基準を紹介したいと思います。

何事も、基準があれば、ミスを最小限にできるし”迷った時戻れる場所=原点”にもなりますから。

 

 

トレードオフに向き合う3つの基準

 

今回は、人間関係でもお金でも基本的には同じ「基準」もうけている箇所をお伝えしていきます。

 

「正解」は探さない。最適を探す!

何かを選択するとき、正解なんて殆ど無いように感じています。

だいたいは正解の中に、少し間違いも入っているし、その逆もあります。

なので、経験上僕は「正解」を求めなくなりました。

 

正解を求めない分、「最適化」を求めていると、決定してからも「柔軟な対応」ができるのです。

ちなみに、自分の中の「最適化」とは「自社にとってちょうどういい」が最適化という意味です。

 

 

プロセスをとにかく重視

あまりうまくいっていない経営者・マネージャーと話していて感じるのが、すぐに「答えを出したがる」という側面が強いことです。

そういう方は、充分な経験もあり、お話を聞いていても、まさに「正しい」感じがします。

もし、「マネージャー検定」というものがあって、答えを答案用紙に書き込むだけなら、殆どの問題が正解になるような方。

そんな雰囲気を持ち合わせています。

 

しかし、リアルな現場には「人間」がいます。

その人間は、年々変化していくわけです。

 

僕が思うに、正しい答えより「みんなで考えた=みんなでワイワイ喋った」答えの方がを愛着を持たれるのも事実です。

そんな中で、当初自分が考えていた「正解」とは懸け離れたものが出てくることも多々あります。

プロセスを死ぬほど重視ということには、そのプロセスに他者を巻き込んでいく。という意味も入っています。

その場の温度のようなものを「いま」にチューニングが合わせられるかどうか?がポイントだと思うので、トレードオフが生じたさいには、結果でなくその2つのプロセスを想像していくようにしています。

 

 

必ずメリット・デメリットを書き出す

マネジメント メリット_デメリット

トレードオフで悩んでる人の多くは「書き出す」という習慣がないのかもしれません。

メリット・デメリットを書き出す。を習慣にすると、その真ん中(センター)が見てきます。

 

悩みとは、些細なことが3つくらいあっても、本人の知らない間に「大きな悩み」と感じるものですから、まずは「書く」が大切です。

 

と、ここで僕が最も注意してるのは…

 

メリットは思いつくけど、デメリットは思いつかない…

というようなことは無い。

 

ということです。

 

僕は、これを「坂道理論」と名付けています。

坂道は「上り坂」があれば、全く同じ数だけ「下り坂」もあります。

 

要は、どんなことにも、その逆は必ずあるということです。

 

メリットしか思いつかないときは自分が「ポジティブになりすぎている時」

デメリットしか思いつかないときは自分が「ネガティブになりすぎている時」だと思います。

 

メリット・デメリットを書き出すときは、あくまでも客観的に書いてみましょう!

 

 

最初から「&」の発想で生きておく

トレードオフは簡単にいうと「or」という意味です。

AorBということですね。

 

逆説的に聞こえるかもしれませんが…

トレードオフの状態に強くなるには、可能な限り「or」の発想ではなく、普段から「&」の発想を持って生きていく!というのが大切なことだと感じています。

「&」で生きていくというのは、「どちらも自分が手にする!」という意味です。

 他人の目には「欲張り」に映ることもあるかもしれません。

しかし、経営がうまくいっている会社って、シンプルにするところとどちらも手に入れよう!という欲張りなところのバランスがいい会社だと思うんです。

 

あなたは、謙遜しすぎて受けとれるものをこぼしていないですか?

ここは、トレードオフで悩んださいに、必ずチェックしてみましょう。

 

••••

と、3つの基準をご紹介してみました。

具体例を書こうと思ったら、またまた記事が長くなりすぎるので割愛しました。

 

もし、こんな場合はジュンさんはどうしてるの?

ということがあれば、コメント欄からお気軽にご質問ください。

お答えできる範囲で、記事中で返答していきます。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました♬ 

この記事のURLとタイトルをコピーする
2015-03-11 | Posted in マネジメントComments Closed 

関連記事