セミナーご案内の手引き
インスピレーション・マネジメントに関するセミナーに共感共鳴してくれた方が、自分の大切な友人、お客様にセミナーをご紹介してくださいました。
その“みんなの経験”から導き出されたエッセンスをまとめてみました。
誠実な告知
あなたがセミナー・ワークショップで体験したこと、感じたことを誠実に自分の大切な方に伝えてください。
例えば、あなたがセミナーに1〜2回参加したことがあるとします。
そんな時はこんな誘い方でもO.Kなのです。
「すごく大切なことが学べるき気がしてる…けど、まだよくわかんないんだけどね(笑)」
N.Gな伝え方は、次の2点です。
- 良いことだけを伝えようとする
- 「絶対必要です」というような伝え方
いまのタイミングで、自分自身や自社に!セミナーで学ぶことが必要なのかどうかは、相手が判断します。
優しくも粘り強い告知
時代の流れを感じ取っている経営者は『勘』が良いものです。
勘の良い人に『人間関係ってそのまま売上げとか利益になりますよね〜』と話すと『そうだよね~』と、あっさり理解を示してくれます。
しかし、そういう勘の良い方ばかりではありません。
なので、勘の良い方(未来をしっかり見据え、すぐに実行に移せる方)を基準にすると、一般の人に対する告知がおろそかになります。
普通、人は“何回も優しく伝えてくれる人”に、信頼を寄せます。
特にインスピレーション・マネジメント関連のセミナー・ワークショップは、『体感』を共有することに大きなウエイトをおいています。
そして、コンテンツ自体が視覚化しにくいものなので、セミナー参加は、告知する側とされる側の信頼関係に大きく依存している現状があります。
そのため、優しくも粘り強い告知が、そのまま参加者数を決めます。
告知後に背中をポンと押してあげる思いやり
セミナー案内のパンフレットやブログをご紹介した後、することは一つです。
それは『どう感じました?』と、相手の声に耳を傾けることです。
反応は、ポジティブなものからネガティブなものまで様々です。
反応が(ポジティブ・ネガティブに関わらず)あるなら「ぜひ参加してみてください」と背中を押してあげてください。
ネガティブな反応は『助けの声』でもあります。
本人の意思で参加を決めてもらうことが何より大切なのことなのは当然ですが、最後のひと押しはサポートの範囲です。
『決めの言葉』を抜いているマーケティング手法
インスピレーションマネジメント関連のセミナーは、人と人が出会う『ご縁』 と、共感共鳴によって自然と拡大してきました。
セミナーを参加者からは
- 「参加して心が軽くなった!」
- 「もっと従業員と対話したいと思いました!」
- 「辞めそうだったスタッフが辞めなくなった!!それどころか、協力的になって嬉しい(^^)」
- 「そんなに頑張っていないのに、セミナーで体感した対話をサロンに落とし込んだら過去最高の売上になりました!」
という、嬉しい声を数えれないくらいもらってきました。
しかし、セミナーはこれまで“成果を約束して開催されたことは一度もない”のです。
あくまでも、成果を受け取るためのプロセスをシェアしているものです。
(その理由は、多くのセミナーと異なり依存者を極力生み出さないためです)
そのため『○日でこうなる!』とか『〇〇すれば誰でもできる!』といった、マーケティング的に効果の高い“決め”の言葉をあえて抜いてリーフレットを制作しています。
これは「共感共鳴を大切にしたい!」という想いと、セミナーで起こりえるクレーム(主催・協賛者、講師に対する)を無くすための方策の一つでもあります。
タイミングを信頼する
初めてのセミナーを受けてから1年半もの時間を経過してから、リーダーシップ・プログラムの受講を申し込んでくるクライアントの方もいれば、一般セミナーを受けてすぐにリーダーシップ・プログラムを受講する方もいます。
セミナーに行ってみよう!と思うタイミング。
セミナーで受けたことを心の中で咀嚼しきるタイミング…
本当に人それぞれだと感じています。
もし、セミナー・ワークショップに今日お誘いしたとして、そっけなくされても、それは『今ではなかった』というだけで、それ以上でも以下でもありません。
大切なのは、セミナーをご案内する側が、自分自身の相手に対する気持ちとタイミングを信頼することです。
セミナー・ワークショップの内容をわからせようとしない
セミナーで取り扱う『感情』を感じること。
『感情』を表現すること。
この2点を多くの人は『難しいこと』と感じています。
(特に、男性にはその傾向が強いものです。)
そのため「感情を感じる」とか「対話」自体に怖れを抱いている経営者・幹部。
そして、その怖れを自覚している人は、思っている以上に少ないのです。
(もし、みんなが現時点でまったく“対話”に怖れを抱いていないなら、ボクがこのセミナーをする必要は無いのです)
そういう状況にいる人に、セミナーの内容や有用性を熱く語るのは、逆効果です。
(伝える人と伝えられる人の関係性にもよりますが。)
ではどう伝えればいいのか?
わからせようとせずに、ただあなたがブログを読んで感じたことや、セミナーに参加して感じたことを伝えるだけでいいのです。
『私は〇〇と感じたんです』と。
そして、『よかったら一緒に参加しませんか?』と誘うだけでいいのです。
そして、もちろんあなたに誘う権利があるように、相手には断る権利があります。
いつも相手の気持ちを尊重することが最も大切なことだと感じています。
『あの人は来るべきだ!』という人は最後に参加するのが普通!
告知を実際に行っている仲間、みんなが口をそろえて言うことがあります。
• 『あの会社の社長には、これがいま必要ですよ!』
• 『あのお店の店長には、絶対受けてもらいたいんですよ!』
告知を行う人が、客観的に見て“問題”があると感じている会社(経営者)ほど、セミナー・ワークショップにスムーズには参加しないものです。
専門的に言うと、動きの重たい方は『自意識による学習障害』という状況にハマっています。
その状態にハマっている人のこと『ナントカしたい!』と、告知する側は無意識に感じ取って『あの人にこそ!』と思うわけですが…
そういうがセミナーに参加するのは、社内・地域で最後になるのが普通です。
告知する側が『あの人こそ来るべき!』という思考になった時は、『あの人が来てくれたら楽しくなるな!』と感じれるようになってから、お伝えするのが正解です。
来る見込みのない人にエネルギーを注ぐより、『へぇ〜行ってみようかなぁ』くらいの軽いノリをお持ちの方にお届けしてもらったほうが、みんなが楽しく過ごせます。
セミナー開催が決まって、いざ大切な人を誘う段階になった時。
誘う側は、色んな感情に焼かれます。
喜びの感情を感じることもあれば、無価値感を感じたり、哀しみを感じたり…
ボク自身も色んな感情を感じますが、どんな気持ちも『最大限味わう』ということを大切にしていきたいものです。
そして、スムーズにいかない時ほど、一緒に話し合いながら展開できたらと思います。
ぜひ、リラックスして自分の好きな友人、お客様にお伝えしていってくださいね。