誰のための美容師か? <こちらの記事はブログです 関心のあるかたのみご覧下さい>


先日 TVをみながら、思わず涙がポロリ・・・

なんでもないVTRだったのですが、なんか心にしみちゃったんですね。

と、そのTVというのは「ふか○〜はなし」で、出演者の堺正章さんが

『歌は誰か一人のために歌うと、たくさんの人に届く』というような内容のコメントをされていたのですが、

自分が美容師をスタートした頃のことを思い出してしまったのです。

(この時期は入社式の準備をするから、よく20歳のころを振りかえってしまうのです)

僕は美容師になっても、不器用だったので シャンプーのテストに合格するまでにスゴく時間がかかったのです。

テストに受からないとシャンプーをお客様にさせて頂くことはできません。

飲み会のあとでも、先輩の青山に手伝ってもらって夜遅くまで練習していました。

そのかいあって ようやくテストに合格し、お客様にシャンプー施術をさせて頂くようになるのですが、

お客様のお肌が荒れていたり、乾燥していたりする人が思いのほか多いことに気づきます。

実は 僕の母は当時から アトピー性皮膚炎で、肌にあわないシャンプーを使うと、頭皮が痛んでしまうのをすごく

気にしていました。

そのこともあり、お客様の悩みと母の悩みがリンクし、肌に優しいシャンプーテクニック/タオルの使い方 など色んなことに興味がわくようになり、新しいことを覚えると すぐに母に教えてあげていました。

そして、シャンプー剤に関しても 「頭皮に優しい」シャンプー剤と、そうでないシャンプー剤の違いはなんの成分が入っているから違うのか? というようなこともわかり始め、よさそうなシャンプーを母に渡しはじめました。

もちろん母からシャンプーの使用感を電話できいて、次に 仕事中 お客様とその話しをします。

すると、同じような悩みを抱えている 多くの方が購入してくれて、頭皮をいたわるようになってくれたのです。

それは、とても嬉しいことでした。

そして、堺正章さんのいうように ”母のため” だったことが、たくさんの人に伝わり 僕の仕事を豊かにしてくれました。

「みんな」・・・という不特定多数の人を喜ばすために仕事をしても、自然な広がりを生むような仕事にはならないのかもしれません。

『誰』の笑顔がみたくて その仕事をしているのか、ときどき足をとめて感じてみようと思います。

***

最近の母からの電話は ほぼ90%以上、”iPad”に関してなので、本気で50代のためのiPhone&iPad講座を新瑞橋で開こうかと思っています(笑)